早春。ミモザの日。

 2月も末。暦の上では春だけど、寒い寒いと肩をすくめていた日々にぽっかりと暖かな休日がありました。

 そんな日に、NOUMOREメンバーの一人、ゆうやさんのお家にお邪魔しました。

ゆうやさんのお家には大きなミモザの樹があり、今まさに満開とのこと。

そこで ”お庭のミモザを使ってリースを作りましょう会” が開催されました。奥様主催の、お花の先生をお呼びしての本格的なワークショップです。

 明るくて気持ちの良いリビングにはたくさんのミモザの花が用意されていました。

ミモザの花は小さな黄色いぽんぽんのまあるい花が房になっています。その房を小さく切り分けて台座の蔓リースに巻き付けていきます。

 ただただその繰り返しなのですが、なんとも奥深い。

明るい黄色の花は小さな太陽みたい。

花の香りに包まれて、子どもさんたちの声を聴きながら、夢中になって手を動かしていると、日常の色々はすっかり忘れてもう黄色のもふもふの世界に入り込んでしまいます。

3時間ほどの作業で完成です。

 どの方の作品もそれぞれに個性があって素敵でした。

手作業って楽しいな、と改めて感じました。

 出来上がったリースには糸島の暖かな日差しや、子どもさんたちの笑い声、奥様や先生、参加者さんたちの笑顔などいろいろなものが編み込まれているように感じます。

 だから、寒い外から帰ってきて花の香りに包まれた、このミモザのリースを見ると幸せなほほえみを見たような気持になるのです。

                                      (たか)

NOUMORE

NOU MOREは、福岡市科学館・IT関連講座から生まれたユニットです。生活者の立場から「農」に興味を持つこと、知ることを通じてよりよい「未来の農」のあり方を模索します。誰でももっと身近に気軽に、そして自分事として「農」とかかわる事ができたらいいな、と考えています。