オクラ栽培記その4 /収穫偏

収穫期。


追肥してから約3週間後、久しぶりの収穫ができ、

ここからは定期的に実がつくようになりました。

途中キノコが生えたりもしました。

(肥料に含まれる菌からキノコが生えることがあるそうです。)


しかし、8月から9月にかけて

収穫のピークになると思っていたのですが、

思ったように収穫量は増えません。


加えてハマキムシと思われるの被害も受け、

どんどん葉っぱがなくなっていってしまいました。

(ハマキムシの被害と思われる葉っぱ 8月18日)



その原因を推察するに、

オクラは他の野菜と比べ、温暖な気候を好むそうで、

例年に比べ、晴れの日が少なく気温が低くかったこと、

また日照が短かったことが原因だと考えています。


2021年は全国的に曇りや雨の日が多く、

野菜の価格高騰のニュースがあったことを

記憶されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

8/14には1日で235mmというものすごい雨も降りました。


以下2021年の記録としてグラフにします。

青実線:気温(点線が例年)

オレンジ実線:日照(点線が例年)

グレーの棒グラフ:雨量

数字付棒グラフ:収量


グラフを見ると

例年に比べ、8月の気温が低いことが分かります。


しかし、本当に天候のせいなのか?

というのも、近隣の畑では背丈以上に伸びたオクラもあり、

一概に天候のせいだけにはできないと思っています。

2021年は明らかに勉強不足でした。

これから2022年の計画を立てるんですが、勉強しなおして、

再トライしたいと考えています。


全4回にわたってお送りしてきました、

2021年オクラ栽培記もこれでおしまいです。


久しぶりにオクラを育ててみて、

改めて好きな野菜だと実感しました。

特にその造形、花、実、葉っぱ、そして全体の立ち姿、

どれをとっても心惹かれます。

(実がついたばかりのオクラ)


栽培の記録というより、失敗の記録となってしまい、

あまり誰かの役には立ちそうにないですが、

少しでも興味を持っていただけていたらうれしいです。


2022年も家庭菜園、プランター栽培をやる予定ですので、

また見ていただけるとうれしいです。


ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました!

NOUMORE

NOU MOREは、福岡市科学館・IT関連講座から生まれたユニットです。生活者の立場から「農」に興味を持つこと、知ることを通じてよりよい「未来の農」のあり方を模索します。誰でももっと身近に気軽に、そして自分事として「農」とかかわる事ができたらいいな、と考えています。