2021年の夏休み、子どもたちのための「ワークショップ」が開催されました。
小学3年生から中学生(プレワークショップを含む)までの幅広い年齢の子どもたちが保護者の方と共に受講してくれました。また、保護者の方のみの参加も全体の25%を占めました。
「日々わたしたちが食べている野菜がどこから来たのか」を調べることで、今後野菜を食べるときに「ちょっと産地のことを思い出してほしい」「価格だけで野菜を選ぶだけではなく、その野菜の育った土地、風土についても考えをめぐらせてほしい」
という想いでこのワークショップは企画されました。
とはいえ堅苦しいお話はなし!簡単な自己紹介の後、まずは野菜クイズのスタートです。
今回鹿児島県のお友達が多かったこともあり、桜島大根に関するクイズではかなりレアな問題にも正解者多数でびっくり。他にも「野菜の仲間調べ」などで盛り上がりました。
次はメインの野菜産地調べ。自分の食べたカレーの中に入っていた野菜たちの産地を調べます。
八百屋さんやスーパー、産直店あるいは家庭菜園や頂き物、いろいろなルートで野菜は家庭に届きます。表示や聞き込みなどの方法で産地を調べます。都道府県までわかったもの、市町村まで、あるいは生産者さんの名前までわかったもの、あるいはまるでわからなかったもの。
日本・世界の白地図を用意してもらい、産地にマークを付けます。
そして発表。カレーの具材の違いや野菜の調達法の違い、各家庭ごとに違っていてとても個性的!なかには「えっ?あの野菜は**さんにいただいたものだったの?」などの会話が親子で交わされることも。
次は、土博士による「土クイズ」です。
おいしい野菜をはぐくむ土。土ってなに?どんなものに利用されているの?野菜の味と土の関係って?奥深い土の魅力を楽しいクイズで探りました。クイズの作成は土の専門家。「土講座」として続編を望む声多数。子どもたち、保護者様にも大人気の企画でした。
総括として、全員の各野菜の産地調べの結果を一枚のgooglmapにまとめて共有します。
自宅のある地域の野菜、あるいは遠方の生産量が多い地域から旅をしてきた野菜、いろいろな気づきと新たな疑問が生まれました。
最後に表彰です。
参加者一人一人に「産地調べで分かったこと」「気付いたこと」を賞というかたちで、学び、気づき、成果を讃えます。各賞のコンセプトとNoumoreの想いを伝えます。
今回は夏休み企画ということで夏休みの自由研究に役立つ付録、「自由研究のたね」を付けました。野菜の産地調べを軸に様々な研究の展開のヒントを載せたものです。また期間限定でメールによる「Noumore自由研究相談コーナー」も設けました。
講座をおえて。
Noumore初めての企画のため、リモート開催には不安がいっぱいでしたが、子どもたちが楽しそうに参加してくれたことは大きな自信になりました。
参加者の6年生のおともだちは実際にクラスの仲間に「カレーの産地」についてのメールアンケートをとり、素晴らしい夏休みの自由研究をNoumoreに送ってくれました。自由研究への情熱と完成度に事務局一同感激・感涙!
参加していただいた皆様、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
次回の開催もお楽しみに!
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